yattra
-循環する小さな農的暮らし-
information
NEW・2024年10月26日 「実りと器ー2024新米販売会ー」@つどうてて
詳細→https://www.instagram.com/tsudoutete/
・2024年10月6日 つきあかりは完売しました。
コシヒカリ、絹、朝日は、販売&予約受付中です。
・2024年9月12日 令和6年産新米の販売・予約を開始しました!
9月中下旬より準備が整い次第発送します。→ご注文フォーム
profile
「yattra(ヤットラ)」とはインドの言葉で旅や巡礼を意味します。
京都に店舗を構え、旅で出会った布など素晴らしい手仕事を紹介し販売していました。
2020年この地へ移住してきました。
ここへはじめて訪れたとき、おどろくほどすぐに暮らしのイメージができました。
ウコッケイが日の出を高らかに知らせ、一歩外へ踏み出すと足もとの緑で小さないきものたちがざわめきます。
ヤギの親子、キキとブンがおなかがすいたよと鳴いています。草をおいしそうに食べるかれらの姿を眺めていると満たされた気持ちになります。そして想いを巡らせます。私たちが生きていくのに必要なもの、大切にしていること。
土に触れているとなんだか心が落ち着き、畑で採れたものをすぐに食べると大地とつながっている気持になります。大きくなりすぎた野菜や刈り草はにわとりとヤギのごはんになり、彼らのフンでまた野菜ができます。彼らがここにいるのは、人間にとって機能的にはたらくからではありません。ここで充実した農的暮らしができるのは、彼らが家族だから。
農薬や化学肥料の無い土の中ではゆっくりと多様な微生物が増え、地上でも様々ないきものたちが世界を形成しているようです。そこで適した作物がやはりゆっくりと育っていきます。私たちの農は、環境や気候の影響を諸に受けるため、ひどいときには収穫まで辿りつかないこともあります。だからこそ、
目の前の土に触れながらも大きな視野を持ち、いま私たちにできることを取り組んでいきます。
小さな循環の中で小さく暮らし、大きな経済にとらわれず生きていきたい。
無農薬でつくるお米と野菜を通して、この地で小さな暮らしをつくる私たちを知っていただけたら、とても幸せにおもいます。
西山 純、西山 薫子 -farm yattra-
令和6年産 つきあかり
(化学農薬・化学肥料不使用)
昨年から「つきあかり」の栽培を始めました。炊きあがったお米はその名の通り艶やかで、気づくとぱくぱく食べていた、というほど食べやすいお米です。粒が大きく、つぶれにくく、冷めても食味が落ちません。おにぎりにも向いています。稲刈り後、乾燥の際にほとんど加熱をせず、常温の風を送りゆっくりと乾かしています。そうすることで、お米に負荷をかけず、ムラなく旨味を引き出せると考えています。
田んぼ内にビオトープを設け、いきものたちの住処を確保しています。川からいただく水は、そのビオトープを通って田んぼに入ってきます。ですので、稲は冷たい水が突然入ってきて驚くことなく、安定して育ってくれます。
yattraの黒豆
yattraの黒豆は、富山町で種をつないでいる「固定種」です。農薬・化学肥料不使用です。
たねまき、収穫、脱穀、選別、すべて機械を使わず、手作業でおこないました。
煮るとぷっくりと美しく光る黒になります。大粒のものはお料理に、中~小粒は味噌つくりなどに。風味、味、色、格別の黒豆味噌をつくってみてください。
ウコッケイの平飼い有精卵
富山町のお米、米ぬか、ここの野菜、野草、大豆、牡蠣殻、魚(すべて国産、ほぼ島根県産、NON-GMO)を食べて育ちました。添加物、ワクチン、抗生物質など化学物質は与えていません。おひさまの光を浴びて、おいしい水と空気を吸って、おだやかな性格のウコッケイたちです。心地よい時節に小ぶりの美しいたまごを産んでくれます。
雛が孵るまでの21日間、外の雑菌から保護するため、本来たまごの表面は保護層で覆われています。目には見えない小さな気孔があり、中に酸素を供給しています。一般的に食料品店で売られている卵は無精卵(排卵された卵)であり、表面を機械で消毒洗浄され、保護層は洗い落とされています。これは至極まれに卵の殻に雑菌が付着している可能性があるためです。(ネット検索すると画像資料などたくさんあります。)
有精卵はいまも生きている、いのちです。私たちはたまごを洗浄することなく、産まれたままの状態でお渡しします(汚れがある場合はできるかぎり拭き取ります)。生卵でお召し上がりになる際には殻が混入しないようお気をつけください。ご理解をお願いします。